- Kujilibrary(絵本紹介)
[kujilibrary48冊目]公私連携型保育所 廿日市保育園(2回目)
絵本紹介リレー2週目は、2024年度新卒採用の保育士が絵本を紹介しています。
絵本紹介『だんごむしまつり』

作者:山崎おしるこ 出版社:KADOKAWA
【5歳児担当Sさんのレビュー】
~おすすめPoint!~
珍しいだんご虫の紹介。知らないおもしろいだんごむしが紹介されているところ。
~子どもたちの反応~
だんごむしがぞろぞろ揃って行進するところで、驚き、笑ってみていた。だんごむしのアピールの場面では「おすしのたまごみたいなの」が人気でした。そして、だん
ごむしが死んでしまうところでは、それまで笑顔で見ていた子どもたちが、自然と悲しそうな顔になり、物語を聞いていました。
【4歳児担任Sさんのレビュー】
病気の青いだんごむしが、涙を出している姿に「かわいそう」「びょうきになっている」と子どもたちが口にしながら、見ていた。最後、動かなくなっただんごむし
を見て、「うごかない」「しんじゃった」と悲しい表情を見せていた。「どうしてお星さまになったの?」と疑問を持つ子がいると、「しんじゃったからだよ」と応え
る子がいた。
こどもたちが喜びそうな絵本探しをしていると、みんなが大好きな「だんごむし」の絵本を見つけました。
みんなが寝静まった夜に、だんごむしがぞろぞろ出かけていく様子が、興味をそそります!そして、いろいろな種類のだんごむしが出てくるところも、子どもたち
が目を輝かせるところです。その中に1匹、病気のだんごむしがいて、死んで星になるところから子どもたちの表情が変わってきます。「いのちのやどった このから
だ。いつかはおわりがやってくる。」とだんごむしの長老さまが教えてくれます。
だんごむしが出てくる季節になると、子ども達は、バケツや虫かごに、だんごむしをたくさんつかまえてよく観察します。しかし、中にはそのまま死なせてしまうこと
もあります。そんな時にこの絵本で命の話ができたらいいなと、思っています。たんごむしによる命のお話です。
今回の紹介は廿日市保育園 T.Kでした。次回は千里山くじら保育園です。