- ことばの種(STさんのつぶやき)
「おかえり🖐️」…❓
ウン10年前、私がまだ学生だった頃、外国語科目として韓国語を学んでいました。
韓流ブームより少し前の頃でしたから、初めて見る文字、単語の1つ1つが、初めて聞く音で構成されていました。
中でも、私を含む学生達が大混乱したのが、「さよなら」を表す語でした。
日本語なら、「さよなら」の1語で済む挨拶ですが、韓国語では、立ち去る人と、その場に残る人で違うことばになります。
(直訳すると「安寧に行ってください」と「安寧で居てください」という感じでしょうか?)
立場や時間によって言い方が変わる挨拶語は、大人でも難しいですね。
センターの子ども達にとっても、こうした挨拶語の使い分けは、少々難しいようです。
園庭から保育室に戻って来た時、降園のバスを降りてパパやママの下に帰る時…。
Aちゃんは、元気いっぱいに「おかえり🖐️」と言います。
自分が帰って来た時に「おかえり」と声をかけてもらうのを覚えたのですね。
(そういえば、クレヨンしんちゃんも「おかえり」と言って帰宅していますね。)
また、Bちゃんは、その日、最初に会うお友達や職員全員に「おはよう☀️」と挨拶をしてくれます。
午後の時間にセンターを訪問されたお客様に対しても同様です。
だって、目が覚めて最初に会う時は「おはよう☀️」ですからね。
①帰ってきた人は「ただいま」、迎える人は「おかえり」と言っている…などの見本を、大人が見せてあげること。
②この場合はこう言うよということを、場面絵などで、明確に説明すること。
…などが、有効かと思います。
でも、まずは挨拶できること自体がえらい👏ということと、場面によって変わる挨拶は難しいものだということを、心に留めておきたいですね。