Social Welfare Corporation KUJIRA

  • ことばの種(STさんのつぶやき)

「楽しい🎵」が教材

先週金曜日は、センターの運動会でした。

子どもたち、頑張ったね。

保護者の皆様、日々のサポート、悪天候の中の応援、ありがとうございました。

ご観覧になって、どのように感じられましたか?

上手に参加できていて、「よかった」と思われたでしょうか?

それとも、「おやおや💦」なところが目についたでしょうか?

さて、1スタッフの立場から、お伝えしたいのは、運動会での子どもたちの様子は、「結果」や「ゴール」ではないということです。

どのお子さんも、練習を始めた当初に比べ、色々なことが上手になりました。

Aちゃんは、入場練習を通して、友達と手を繋いで移動することができるようになりました。

Bちゃんは、競技に使うタンバリンを触りたくて、「かして」と言えるようになりました。

「終わったら触れるから待ってね」にも応じられるようになりました。

自信がなくて、お友達の様子を見渡したり、立ち止まったりすることの多かったCちゃんは、練習で経験を積むうち、自分から「Cちゃんもしたい❗️」と、アピールすることができました。

また、去年は他チームの競技中に待っているのがしんどくて、怒ってしまうことのあった子どもたちも、今年はお友達が頑張っている様子を、興味を持って見ることができました。

本番では、負けてしまったり、お家の方が気になったりして、泣いてしまった子どもたちもいましたね。

でも、お気づきになられたでしょうか?

ずっと泣きっぱなしではありませんでしたね。

今は、これを頑張る時だということがわかって、一生懸命気持ちを立て直そうとしていました。

参加はしなくても、チームのみんなと一緒に、園庭の中央へと出て行ったり、職員と手を繋いで走ったり、泣き笑いしながらダンスをしたり…。

運動会の競技を上手にこなすことや、勝つことは、実は本来の目的ではありません。

(もちろん、それらの経験は、子どもたちの自信につながり、有意義なことです。)

私は、運動会とは、それぞれの子どもたちの課題を、楽しく身につけるための教材だと考えています。

今回皆さんにご覧いただいた様子は、「楽しい🎵」教材を使って、学んでいる経過です。

上手くできていないように見えたとしても、大丈夫。

みんな、一歩一歩、着実に前に進んでいるんですよ❗️

これからも、「楽しい🎵」活動や行事を提供できるよう取り組んでいきますね。

子どもたちと一緒に、様々な経験や学びを楽しみましょうね。

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