Social Welfare Corporation KUJIRA

  • ことばの種(STさんのつぶやき)

声がかれました💦

先々週、花粉症の影響で、声が出ませんでした…。

送迎のバスなどでお会いした保護者の皆さんには、ご迷惑をおかけしました。

センターでの活動では、絵カードや文字、イラストなどを駆使して、子ども達とコミュニケーションを取りました。

子ども達にも不便をかけたのですが、普段よりも「声かけ」が通りやすかったように感じます。

いつもの促し方だと、なかなか応じられない子も、絵カードで示すと、じっと見つめた後、スッと動き出せることがありました。

例えば、ホールでのマラソンの後、「1度お部屋に帰るよ。お茶を飲んだら園庭で遊ぶよ。」ということを伝えたい時…。

「お茶を飲んだら、お外だよ」と、水筒のイラストと園庭の写真を見てもらいます。

いつもなら、「お外に行くの!お部屋、イヤ!」と怒ってしまう子も、「はーい🖐️」とお返事をして、保育室に帰り、自分で水筒を取りに行きます。

普段なら、ことばで促して「さあ、行こう」と手を引いてしまうような場面でも、「本当に伝わったかな❓」と、子ども達の反応を待つようにしたことも、良い方向に働いたようです。

園庭から保育室に帰る時にも、給食の絵カードを提示する事で、すんなり応じられたり、「いや❌もっと遊ぶの。」と、気持ちをことばで伝えられたり…、ということがありました。

日頃、皆さんに対して「視覚支援が有効です❗️」とお伝えしているにもかかわらず、こうしてみると、子ども達とのコミュニケーションを、いかに「ことば」に頼っているかがわかりました。

子ども達が声かけを「聞けたか」「理解できたか」を、きちんと確認できていなかったことも…。

そのような伝え方は、子ども達にとって、わかりにくい、応じにくいものですね💦

皆さんは、お子さんに伝わる「お話」ができていますか❓

私自身は、どうやら十分にできていなかったようです。

有効な関わり方を、知識としては知っていても、日々意識して取り入れていかなければいけないなということ。

また、私たち大人の声かけを、子ども達なりに、「理解しよう」「応じよう」と努力してくれているのだなということを、実感したエピソードでした。

*子ども達が声かけをわかって応じられるために、「聞いて(見て)」と注目を促してからお話することや、ちゃんと聞けた(見た)かな?わかったかな?と、反応を待つこともまた、有効ですよ。

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