- ことばの種(STさんのつぶやき)
ステップアップ…失敗💦
ここ最近、私自身の、運動嫌い克服の過程を題材にお話しています。
更に、続きのお話です。
苦手だったことに、挑戦できることが増えて、私、ちょっと調子に乗っていました。
「ひょっとして、今の私なら、どんなスポーツでも(上手・下手はともかく)、楽しめるんじゃない⁉️」と、思ってしまいました。
そこで、地域のバレーボール大会の練習に、誘われるがままに参加してみました❗️
…結果、球技に挑むのは、まだ早かった💦
私の暮らす地域の皆さんは、(年齢層高めなのですが)運動神経抜群✨で、面倒見の良い方が多いです。
だから、ボールに触るのもン十年ぶりの私に、手取り足取り、基礎練習をしてくれました。
アドバイスも的確で、わかりやすい!
更にほめ上手で、乗せ上手です。
だから、個別での練習は、とても楽しく参加できたのですが、ネットを挟んでの試合形式になると、もう💦
ネットの向こうからボールが飛んでくるのは、怖い😱
動けない‼️
もう、お家帰りたい…。
「やってみよう!」と、私自身が決断しての、参加です。
ソフトバレーですから、当たっても、そんなに痛くないのは、わかっています。
練習で失敗するのがダメだなんて、思っていません。
周囲の皆さんも優しくて、手加減してくれます。
失敗を、責めたり、笑ったりもしません。
ほんのちょっとの「できた」を、見つけて、ほめてくれます。
「来てくれてありがとう」と、参加したことそのものを、喜んでくれます。
…これほどの条件が揃っても、私の、すっかり拗らせてしまった苦手意識は、克服できませんでした。
ボールも怖いけど、それ以上に「みんなでする」のは、やっぱり苦手だし、怖いし、不安です。
でも、基礎練習までなら楽しめました。
皆さんが、上手にできない私も、受け入れて、一緒に楽しもうとしてくださることがわかりました。
今回は、ここまでで「よし」としようと思います。
小さな1歩ですが、私にしては大進歩です。
さてさて、大人の私でも、苦手なことに挑戦するのは、こんなにも大変です。
子ども達にとっての、「やってみよう」は、どんなに大きな1歩に見えているのでしょうね?
子ども達は、大人が思う以上にがんばっています。
大人から促されること、みんながしていることを、「やりたい」「やらなくちゃ」という思いに、子ども自身が苦しんでいることが多いように感じます。
一緒に走るだけ。
みんなと同じ体操をするだけ。
糊やハサミを使ってみるだけ。
大人(そのことに困難さを感じない人)にとっては、ほんの些細な「たったそれだけ」です。
でも、それが「たったそれだけ」だと思えるのは、やり方が分かるからです。
自分に、それをする能力があるからです。
それが、楽しいことだと知っているからです。
「これならできる」という、小さな成功体験の積み重ねがあるからです。
私たち大人は、それぞれの子ども達の心の中で、「やってみよう」と思うための準備が整うのを、見守り、待つことができているでしょうか?
「やってみよう」につながる工夫を凝らし、その子のタイミングに合わせて、背中を押してあげることはできているでしょうか?
1歩ずつ、ゆっくりでいいよ。
いつか、きっと、楽しめるといいね。
私も、焦らず挑戦を続けますよ。
ちょっとずつ、楽しく、がんばろうね。
文責:児童発達支援センター伊予くじらST