- ことばの種(STさんのつぶやき)
運動会シーズンです🎵
9月になりました。
学校に通うお子さんのいるご家庭では、2学期が始まりましたね。
センターには「夏休み」はありませんが、8月いっぱいで水遊びはおしまい。
秋の始まりです。
今月からは、毎日の活動にも、少しずつ運動会を意識した遊びを取り入れていきます。
さて、みなさんは、子どもの頃、運動会はお好きでしたか?
私は、とても苦手でした。
センターでも、大好きで楽しみにしている子もいれば、苦手なお子さんもいます。
練習は楽しいけれど、みんなの前で、一緒にするのはイヤというお子さんもいます。
さあ、運動会が苦手なお子さんには、どのように支援していけばいいでしょうね?
もし、その子にとって何か「イヤだ」「できない」と思うことがあって、参加しにくいのなら、まずはその点を解決する必要があります。
苦手なところを、丁寧に練習して、自信が持てれば、「できる!」につながるかもしれません。
あるいは、「これは、しなくていいよ」と、大人に歩みよってもらうことで、他のことには取り組めるかもしれません。
それから、お友達が楽しそうに取り組んでいる様子を見ることで、「やってみよう」と思える場合もあります。
そうした工夫を重ねて、みんなが楽しく参加できれば、もちろんベストなのですが、絶対に運動会(生活発表会なども)ができなければならないか?というと、それはどうかな…?と思います。
…というのが、園・センター・学校などで求められる活動で、「学校」という場を離れると、ほとんどする機会のないことが、たくさんあるからです。
運動会しかり、水泳しかり…。
なわとび、合唱、リコーダー、球技大会なども、そうですね。
私は、これらの活動は、それ自体が上手にできることが、本来の目的ではないと考えています。
例えば身体を動かして楽しむこと、順番を待つこと、お友だちの活動に興味を持って応援すること…等々。
そういったことを経験できれば、十分に意味があると思います。
今年の運動会では、何ができるかな?
去年より、少しだけ成長した姿を、お家の方に見てもらえるといいな🎵
もしお家で、「〜ができなかったんだ」「〜がイヤなんだ」と、お子さんから発信があったら、どうかあたたかく寄り添っていただけると嬉しいです。
「…は、がんばったんだね。」「明日はやってみる?」「〇〇ちゃんは、〜が楽しいんだって」といった、お家の方の声かけが、がんばれるきっかけになることもありますよ。
余談ですが、運動会が苦手だった私も、今では子どもと一緒に毎年、地域の運動会に楽しく参加しています。
もしかしたら、今のその子の発達段階では、難しかったり、楽しさがわかりにくかったりすることも、あるのかもしれませんよ。
今月の画像は、フウセンカズラの種です。
にじチームのK先生の画像提供です。
文責:児童発達支援センター伊予くじらST